詭弁という論理性の欠片もないの発言集1

人と話しているとき「いやその言い分はおかしいだろ」と思うことはありませんか。そのおかしさの原因は”詭弁”によるものかもしれません。ここでは代表的な詭弁についていくつか解説します。  

逆張りマン①

・A「自分がされて嫌なことは、人にもしてはいけない(黄金律)」

・B「じゃあ自分がされて嫌じゃなければ人にしても良いって事になるな」

相手の発言の「裏」を導いてそれがそのまま正しいと考える詭弁です。自分がされて嫌じゃないことと相手がされて嫌なことは違うのですから、自分がされて嫌じゃないからと言って相手にしても良いということにはならないのです。  

逆張りマン②

・A「いい男は高い車に乗るもんだ。だから軽自動車に乗ってる奴はショボい奴だ」

命題から論証なしで「逆」を導いてそれがそのまま正しいと考える詭弁です。いい男が必ずしも高い車に乗るとは限らないし、軽自動車に乗っている人がショボい人だという根拠もありません。

仮にいい男が高い車に乗るという前提が正しいとしても、その前提から軽自動車に乗っている人について言及することは論理的に誤りです(逆は必ずしも真ならず)  

誤った二分法

・A「君は僕のことを”嫌いではない”と言った。だったら、好きってことでしょ

Aは「君はぼくのことが好きか嫌いのどちらかだ」という大前提で話をしています。そして自分のことを嫌っていないのだから自分のことを好きだろうというわけです。

しかし実際には「興味がない」「そもそもよく知らない人だ」「嫌いではないが、好意も全く無い」などのケースも考えられるので、好きか嫌いかのどちらという大前提で話をするのは間違いなのです。  

立証責任の放棄及び押し付け

・A「あなたは痴漢などしていないというが、痴漢をしていないという証拠がない。よってあなたは痴漢である」

上記は痴漢冤罪の場で見られる暴論で、証拠がないのだから自分の言い分のほうが正しいという詭弁です。

実際の裁判でもこの言い分が通ってしまい有罪判決を受けた方がいます。刑事裁判では痴漢したことを検察側が証明しなければならないのであって、被告人が痴漢していないことを証明する必要などありません。これを裁判用語で「立証責任は検察側にある」という言い方をします。

上記の場合、痴漢したということを検察側が証明しなければならないのにも関わらず、痴漢していないということを被告人に証明させようとし、それが証明できないのならあなたは有罪だというとんでもない論理構造です。”疑わしきは被告人の利益に”という裁判の大原則にも違反しています。  

痴漢は憎むべき犯罪ですが、痴漢冤罪というのも同じくらい憎むべき犯罪です。 今回は痴漢冤罪の恐ろしさとその対策について調べました。 日...

間違った三段論法

・A「良い男は高い時計をつけている。俺は高い時計をつけている。だから俺は良い男だ」

良い男だからといって必ずしも皆が高い時計をつけているわけではありません。仮に「いい男は高い時計をつける」という前提が正しいとしても、その前提から「高い時計をつけている男は良い男である」という結論を導くことは論理的に誤りです(逆は必ずしも真ならず)

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