若者の自動車離れが叫ばれて久しい今の時代ですが、なぜ若者たちは自動車に乗らなくなってしまったのでしょうか。今回は若者が自動車から離れていく理由について調査しました。
維持費、税金が高すぎる
自動車一台所有するにはお金がかかりすぎます。購入するにもまとまったお金が必要ですし、維持するのにも多大な費用を消費します。
例えば、購入時の自動車取得税や消費税、車庫証明代に始まり、自動車税、重量税、自賠責保険料、車検代など、ただ車を持っているだけで大量の税金を吸い取られます。車を走らせようとすればガソリン税に消費税がかかります。
実際には任意保険料や駐車料金もかかるでしょうし、故障すれば修理代も高くつきます。特にガソリンについてはガソリン税に消費税をかける二重課税がまかり通っており、馬鹿馬鹿しいったらありゃしません。
日本の維持費はアメリカの31倍であり、世界的に見ても高すぎます。
維持費の高さを指摘する声
- 持ってるだけで金がかかる。動かせばもっと金がかかる
- 二重課税とかいう違法がまかり通っている
- 税金バキュームカー
- 走る税金
- お金を吸い取る機能だけは立派なこった
- たかが動く箱の分際で金かかりすぎなんだよ
加害者になるリスク
車に乗っていると、急に飛び出してきたりする子供や老人を危うく轢きかけて冷や汗をかいた人もいるのではないでしょうか。あなたがどんなに安全運転を心がけていたとしても、こうした不意の事故を100%回避できるとは限りません。
車を運転している人なら分かると思いますが、公道には信じられないほど頭のおかしい人が大量にいて、毎日平然と運転しています。やたらと煽り運転をしてくるようなモラルも法令遵守意識のないドライバーも数多くいます。
車で事故を起こしてしまった場合、通報義務が発生し警察や保険会社に連絡したりして対応に追われることになります。後日被害者側から慰謝料や修理代を請求され、場合によっては裁判を申し立てられることになります。車の修理費用も高くつきます。
さらには刑事上の責任として罰金や懲役刑を課せられる可能性もありますし、行政処分として免許取り消し処分を受けることもあるでしょう。会社をクビになる可能性もあります。
若いうちに事故を起こし、こうした処分を受けてしまうと人生の立て直しができません。車に乗ることはリスクそのものなのです。
渋滞に巻き込まれるのが嫌
車にはつきものの渋滞が嫌という声もあります。現在日本の自動車保有台数は5940万台。国民の2人に1人の割合で車を所有している計算になります。
もちろんそのすべての車が同時に公道を走るわけではないのですが、日本の狭い国土にこれだけの車が走るのは渋滞が起こっても不思議ではありません。
せっかく購入した移動手段が移動すらままならないのでは話になりません。 毎年ゴールデンウィークやお盆、正月の時期には渋滞の列ができ、なかなか進まないストレスで休みのリラックス効果が帳消しになります。
せっかく高速道路を利用しているのに、渋滞でなかなか進まないというのはとてもイライラさせられるものです。これでは何のために高速料金を払っているのか分かりません。
わざわざ自分の手で運転して高速料金や多大な維持費を払っているにもかかわらず、渋滞に巻き込まれて目的地に着かないというのではバカバカしすぎます。これでは車を手放そうと思う人が増えても全く不思議ではありません。
車の必要性がない
車はそもそも必要なのでしょうか。遠くに行くなら飛行機や新幹線が早いです。近場であれば電車やバスが便利で安いです。近所であれば自転車や徒歩で十分です。
昔なら買い物して荷物を載せるために必要でしたが、今はネット通販全盛時代。ボタン一つで自宅まで荷物は届きます。わざわざお金も手間もかかる車を所有しなければならない理由はなくなったのです。
車はいちいちガソリンを入れたり洗車をしたりしなければならず、移動手段として手間がかかりすぎます。 日本の公共交通機関は世界一時間に正確であり、ICカード一つもって行けばいつでも乗れる利便性は車の必要性を否定します。