人類最大の敵ゴキブリ・・・その駆除法・対抗策について

私たちは奴らに侵入を許した日から、安寧の日々を脅かされ続けてきました。一体奴らはどのような生態で、どのような特徴があるのでしょうか。

我ら人類最大にして最強の敵、ゴキブリの対策について調査しました。

基本情報

通称「G」と呼ばれる我ら人類の最大の敵です。

少なくとも今よりおよそ3億4000万年前には存在していたと言われる最古の有翅(ゆうし)昆虫。多くの人が最も嫌いな害虫として挙げる嫌われ者です。ゴキブリは見た目が不快なだけではなく、病原菌の媒介やアレルギーの原因にもなります。

雑食性で強靭なアゴを持ちます。人間の髪の毛やフケ、埃、食べかすでも何でも食べます。機動力が非常に高く、俊敏に動き回ります。ただし視力はそこまで良くなく、およそ0.1程度と言われています。

日本でよく見るゴキブリは以下の3種類です。

クロゴキブリ

日本で単にゴキブリと言えばこのクロゴキブリのことを指します。黒光りしてカサカサ動き回る、いつも見る奴です。日本全国に分布し、今日も我ら同胞の生活を脅かしています。

クロゴキブリの基本スペック

  • 成虫の体長は30~40mm
  • 黒褐色で、全国的に分布
  • 成虫になるまでに約1年半~2年
  • 1卵鞘(卵の入った鞘)中の卵数:22~28個
  • 主な生息地:野外、ゴミ捨て場、その他不衛生で湿度の高い環境
  • 一生に15~20回卵鞘として産卵
  • 成虫の寿命:6~7ヵ月
  • 耐寒性が高い。北海道でも生存が確認された唯一の種。
  • 飛ぶことができる

チャバネゴキブリ

飲食店の厨房などに生息しています。よく「飲食店でバイトするともう外食できなくなる」と言いますが、それはこいつらが生息しているからです。小型ですが侮れない存在です。

チャバネゴキブリの基本スペック

  • 体長:11~15mm
  • 黄褐色で、全国的に分布
  • 成虫になるまでの時間:約2カ月
  • 生息地:ビル・飲食店
  • 1卵鞘(卵の入った鞘)中の卵数:30~40個
  • 一生に3~7回卵鞘として産卵。
  • 雌成虫は卵鞘を幼虫が孵化するまで持ち歩く。
  • 致死量の薬剤に対して抵抗性を持つ個体も出現
  • 成虫の寿命:4~5ヵ月
  • 羽が退化しており、飛ぶことはできない
  • 寒さに弱い

恐ろしいのが、孵化してから成虫になるまでわずか2カ月という点です。

「1匹見かけたら100匹いると思え」という言葉は主にこの種が作り出した言葉です。

産卵数と繁殖サイクルが高く、仮に温度と餌の量が最適な状態で1年放置した場合、単純計算で2万匹に増殖すると言われています。

ワモンゴキブリ

上記二種よりはマイナーですが、とにかく大きいのが特徴です。見かけたらその大きさにきっと驚くことでしょう。

ワモンゴキブリの基本スペック

  • 成虫の体長:約45mm、日本における屋内性ゴキブリとしては最も大型
  • 生息地:地下室、下水道、マンホールの下、食料店、倉庫
  • もともとは九州から沖縄に生息していたが、ビルの増設や温暖化によって急速に分布を拡げ、現在は沖縄から北海道まで広く生息
  • 成虫になるまでの時間:約2年
  • 1卵鞘(卵の入った鞘)中の卵数:6~18個
  • 一生に10~84回卵鞘として産卵
  • 水さえ摂取していない状態でも 30 ~ 40日 は生存可能
  • 寒さに弱く、気温が20℃以下の状況では活動することが出来ない

ゴキブリの生態

上記三種類以外にもたくさんのゴキブリが存在しますが、ゴキブリとしての基本的な生態は大体同じです。

ゴキブリの生態

  • 集団で群居し、夜行性。
  • 暗くて暖かく、狭い場所を好む(テレビ、電話などの電気製品の中にいることもある)
  • 湿気の多いところに住む。
  • 尋常じゃない生命力を持つ。頭と胴を切り離しても即死しない
  • 大変な雑食性。食べかす、壁紙や本の表紙、仲間の糞などあらゆるものを食べる。
    食べられないものがないと言っても過言ではない
  • 繁殖力が非常に高い
  • 壁に沿って走る。
  • 視力はおよそ0.1程度
  • 空気の流れを感じとる“気流感覚毛”が発達しているため、人間のわずかな動きから気流を感じ取り、素早く逃げることができる

ゴキブリの恐ろしさ

ゴキブリは単なる虫けらではありません。恐竜が絶滅してしまった時代をも生き抜いてきた実績を持つ屈指の実力者です。彼らの能力は人間の想像を凌駕します。

ゴキブリ伝説

  • 1秒間で体長の50倍の距離を移動可能。(人間でいうとMAX時速300Km以上
  • 致死量の薬剤にも耐えうる個体が出現
  • 強靭なアゴで電気製品のコードすら噛みちぎる
  • 1匹のメスが一生に産む子どもの数は500匹以上。爆発的に繁殖可能
  • わずかな気流を感じ取り、攻撃される前に逃避する
  • 頭と胴を切り離しても即死しない。しかも死因が「餌が食べられないから餓死」
  • 水1滴で2週間は生きる
  • 頭がいい。記憶力がよく、2週間ほど記憶を維持することができる。
  • 脳を2つ持つ。それらが巨大な神経でつながっているので普通の神経の10倍の速度で反応することができる。そのため、人間のまばたきより早く動ける
  • 筋肉が多く、体重の数倍もの重量を引っ張ることができる

ゴキブリの駆除法

ゴキブリを駆除するためにはどうすればよいのでしょうか。「新聞紙で叩くぜ」という勇敢な方もいらっしゃるようですが、それではいささか対策として不十分です。なぜなら危機に瀕したゴキブリはフェロモンで他のゴキブリを呼び寄せるからです。

有効で理にかなった他の対抗策を検討しましょう。

現時点で人類が取ることができる有効な対策は以下の通りです。

熱攻撃

実は、ゴキブリは熱に非常に弱いのです。およそ70℃の熱湯をかけると即死します。ちょっと危険な上に準備が面倒ですが、洗剤をかけるより後始末が楽です。薬剤を使わないので子供のいるご家庭やキッチンでも非常に有効な対策と言えます。

殺傷能力だけで言えばこれが最強です。また、排水溝などゴキブリが湧きそうなところに定期的に熱湯を流し込むことによってゴキブリの発生を抑えることもできます。

冷却攻撃

冷却スプレーを使った攻撃。凍結させて動きが止まったところを捕獲し、ゴミとして捨てるなり外に逃がすなりの二次対策をとることで対処するという方法です。

殺傷能力は少ないですが、一度命中させればかなりの確率で仕留めることができます。薬剤を使わないので子供のいるご家庭やキッチンでも有効です。

化学兵器:スプレー系攻撃

化学薬品を詰め込んだスプレーを噴射する攻撃。

ゴキジェットプロ」という製品がスプレー系最強のゴキブリ対策兵器と評判が高いです。というより、薬剤系でこれ以外の噴霧スプレーはおすすめできません。

通常版ではなくゴキジェット”プロ”であることに注意です。さらにゴキジェットプロには緑色と黒色の2種類のパッケージがありますが、黒色のパッケージが推奨です。

黒色の「ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ」は配合している成分の関係上、医薬品に分類されるため平成26年の薬事法改正以前は薬局でしか手に入れることができなかったといういわくつきの商品です。

神経に作用する薬剤が多く、ガス圧も非常に高いため、狩りの成功率が非常に高いです。かすっただけでも致命傷になり、一秒以上噴射した場合はほぼ確実に仕留めることができます。

さらに黒のゴキジェットプロにはメトキサジアゾンという致死性が高くなおかつ残存効果もある成分が配合されています。これにより直接噴射だけでなく待ち伏せ攻撃も可能となっており、非常に強力な一本に仕上がっています。

本体価格は一本800円~1000円と高価ですが、値段に見合った殺傷能力を持っています。ゴキブリ対策のスプレーは他にもたくさんありますが、これを買いそろえておきたいところです。

設置型兵器:ホイホイ

家のような形をした箱型設置兵器。底面部がベタベタした粘着シートであり、侵入してきたゴキブリを逃がしません。ゴキブリを直接見ることもなく、薬剤をまき散らすわけでもないので、子供のいる家庭でも有効。

しかし粘着力は時間経過とともに弱まっていき、最終的には底面部も歩けるようになってしまうため、定期的な交換が必要です。

設置型兵器:毒餌

ゴキブリにとって毒となる成分を配合した餌を設置し、それを食べさせることで駆除する方法です。恐らく現時点において最も効果的な駆除方法です。プロの駆除業者も基本的にこの方法を用いて駆除します。

駆除というより予防と言った方がいいかもしれませんが、こちらの方が効率的で根本的な解決となります。スプレーと違って毒を確実にゴキブリの体内に送り込める上、他のゴキブリにも効果を及ぼすからです。

毒餌を摂取したゴキブリはすぐには死なず(わざとそういう薬を使っている)、巣へ戻ったり暗所へ引っ込んだ状態でフンをして死ぬのですが、ゴキブリはフンや死んだ同類の体も食べる習性があります。

他のゴキブリは毒性の残っているそのゴキブリのフンや死体を食べてまた死ぬという連鎖攻撃を期待することができます。この連鎖によって、最終的には巣が全滅するという仕組みです。

駆除効果は最強クラスで、食べた個体は数時間以内に確実に死に至ります。

毒餌系の商品は数多くありますが、「ブラックキャップ」という製品が最強兵器と評判が高いです。即効性・毒性・殺傷力・感染力ともにトップクラスです。大人気の商品であり、これを買っておけば間違いないとの評判は伊達ではありません。

毒餌系は他にも、コンバットやホウ酸団子というものもあります。ブラックキャップほどではありませんが、こちらも強力な兵器と言えるでしょう。

禁止級兵器:バポナ

アース製薬から販売されている禁止級最強兵器。あまりにも強力な薬剤を含んでいるので、第1類医薬品に分類されているといういわく付き商品。

吊るしておくだけで殺虫成分を散布するプレートです。その辺の商品など比較にならないほどの威力を持ち、これを吊るしておくだけでゴキブリを排除することが可能です。密閉空間ではさらなる効果を発揮します。

しかしその威力ゆえのリスクもあります。というのも、バポナが散布する成分は農薬にも使われている有機リン系の薬剤であるため、吸引すればペットどころか人間もただではすまない可能性があるからです。

それゆえ、リビングや台所などの人間が頻繁に立ち入る場所での使用は厳禁です。使用の際は必ず注意書きをよく読んで用法・容量を守って使用して下さい。

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