ガソリンスタンドで見るレギュラー、ハイオク、軽油の違いについて解説

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ガソリンスタンドに行くと、レギュラー・ハイオク・軽油の三種類のガソリンが売ってあることに気づくかと思います。

大抵のドライバーは「レギュラー満タンで」と注文し、車にガソリンを入れていきます。実際それで何の問題もありませんし、それしか注文しない人が大半です。

しかし、わざわざ三種類のガソリンを売っているのはなぜだろうという疑問が沸くこともあります。大半の人はレギュラーしか注文しないのに、他の2種類は何のために売ってあるのでしょうか。

今回はガソリンスタンドで販売されているガソリンについて解説します。

これを入れとけば間違いない、レギュラー

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ガソリンスタンドにおけるごく一般的なガソリンが「レギュラー」です。

レギュラーとは「レギュラーガソリン」の略です。ごく一般的なガソリンなので、単にガソリンと言えばこのレギュラーガソリンを指します。

国産車の大半はこのレギュラーガソリンを入れることを前提に設計されています。したがって、軽自動車から普通車まで含めて、国内で販売されている車を購入した場合、このレギュラーガソリンを入れることになります。

そのため、普通乗用車に乗ってガソリンスタンドに行き、店員さんに「満タンで」と言えば、「レギュラーガソリンを満タンになるまで入れて下さい」という意味で通じます。

よく分からないけど値段高い、ハイオク

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ガソリンスタンドでレギュラーより高い値段で販売されているのが「ハイオク」です。

ハイオクは高級車や外車・スポーツカーに使われることの多いガソリンです。こういった事情と、値段が高いことと、ハイオクのハイ(=高い)という意味から、ハイオクのことを「レギュラーより質の高い高級ガソリン」だと思っている人も多いようです。

しかしそれは勘違いです。ハイオクというのは値段がハイ(=高い)だからハイオクという訳ではないのです。正しくは、オクタン価がハイ(=オクタン価が高い)だからハイオクというのです。

オクタン価とは

オクタン価とはノッキングのしにくさを表す数値です。このオクタン価が高ければ高いほどノッキングが起きにくいということを意味します。

オクタン価の数値は、自己着火しやすい性質を持つ「ノルマルヘプタン(オクタン価0)」と、自己着火しにくい「イソオクタン」という液体を混ぜた際の「イソオクタンの割合」を表しています。

JIS規格では「オクタン価が96以上のガソリン=ハイオクガソリン」と定義されています。

ノッキングとは

ノッキングとは燃料がエンジン内部で車が意図したタイミング以外で爆発を起こすことでエンジン内部のピストンがぶつかる現象のことです。

ドアをノックするように「カンカン」「キンキン」といった音が聞こえることからノッキングと呼ばれています。

ノッキングが起こるとエンジンが損傷し、故障の原因となります。そのため、ハイオク専用車には必ずハイオクを入れるようにしましょう。

なぜレギュラーより高いのか

ハイオクガソリンはオクタン価を高めるためにオクタン価向上剤や洗浄剤をはじめとする様々な添加物が入っています。そのため、一般的なレギュラーガソリンよりも10%ほど高くなるのです。

「軽自動車用の油」じゃないよ、軽油

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毎年事故を引き起こす原因となっているのが軽油です。

軽油のことを、

(重さ的に)軽い油
軽自動車用の油だから軽油

だと思っている人も多いようですが、もちろんそれは勘違いです。軽油はガソリンの一種ではありますが、前述のレギュラー・ハイオクとは全く異なる燃料です。

軽油はディーゼルとも呼ばれるガソリンの一種です。その呼び名の通り、軽油はディーゼル車に使われるガソリンであり、私たちがよく運転するような普通乗用車に入れるガソリンではありません。

軽油という名前がついているのは、重油に対応するために付けられただけであって「軽自動車用の油」という意味ではないことに注意です。

軽油はディーゼルエンジンを搭載した車に使われます。例えばトラック(軽トラックを除く)やバスなどの大型車に使われます。私達がよく運転する普通乗用車には使われません。

入れるガソリンを間違うとどうなるのか?

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では、ガソリンを入れ間違うとどうなるのでしょうか。よくある次のケースについて説明します。

普通の車にハイオクを入れた場合

普通の車にハイオクを給油してもエンジンや車が壊れることはありません。全く問題なく走ることができます。

しかし、普通の車にハイオクを入れても特にメリットはなく、ただ値段の高いガソリンを入れるだけになってしまいます。

強いてメリットを挙げるとするならば、ハイオクには清掃剤などが含まれていることからエンジン内部の洗浄効果が見込めるという点です。内部の汚れが少なくなることにより、汚れている場合と比較すると燃費の向上すると考えられていますが、実際のところ、誤差の範囲です。

したがって、私たちがよく運転する軽自動車や普通車にはレギュラーを入れるようにしましょう。

普通の車に軽油を入れた場合

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ガソリンの入れ間違いによる事故の大半はこのケースです。

普通の車に軽油を入れてしまうと、エンジンの出力が下がり加速がしづらくなります。そのまま走行を続けるとノッキングが起こり黒煙を上げて、最悪の場合エンジンが停止してしまいます。軽油は着火しやすいので、間違って入れてしまうと爆発炎上する可能性もあります。

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↑間違って軽油を入れてしまい、爆発炎上した軽自動車

間違って入れてしまったことにすぐ気づくことができれば、ガソリンタンクから軽油を抜きとり、タンク内を洗浄することで大事故を免れることができます。修理費用として大きな出費は避けられないでしょうが、命には代えられません。

ハイオク車にレギュラーを入れた場合

ハイオク車にレギュラーを入れても普通に走ることができます。実はハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるというのはある程度メーカー側も想定しており、即故障には至るということはありません。

最近のハイオク車はエンジンを電子制御しており、燃焼を細かく制御することによってレギュラーガソリンでも走れるようになっています。

しかし、ハイオク車というのはハイオクガソリンを入れることによって本来の性能を発揮するように作られています。そのため、レギュラーガソリンでも普通に走れるとはいうものの、エンジンの性能を十分に発揮できず燃費が5~30%も下がってしまいます。

ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるというのはあくまで緊急時を想定してのことなので、継続的な使用はおすすめできません。普通に走れるからといってハイオク車に何度もレギュラーを入れて走るとエンジンが劣化・損耗し故障の原因となります。

したがって、ハイオク車にはちゃんとハイオクガソリンを入れるようにしましょう。

ディーゼル車にガソリン(レギュラー・ハイオク)を入れた場合

ディーゼル車にガソリンを給油すると、ノッキングが起こり白煙を上げて最悪の場合エンジンが停止し、噴射ノズルや燃料ポンプの交換が必要になります。

入れ間違いにすぐに気づけば、ガソリンタンクから燃料を抜き取りガソリンタンクを洗浄すれば車へのダメージを避けられます。もちろん大きな出費は避けられませんが・・・。

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