多角化や財テクで失敗・・・会社が倒産する原因集

毎年数多くの会社が起業される一方で、それと同じかそれ以上の会社が倒産しています。もちろん時代の趨勢による流行り廃りもありますが、倒産する企業というのはやってはいけない経営をしている場合が多いです。

今回は倒産する可能性を著しく高める経営について調べました。

倒産に至る経営法

倒産する企業には倒産するだけの経営をしていることが多いのですが、その経営法は以下の通りです。

借金を増やすだけで返済しようとはしない

経営をしていく上で借入金というのは必要なものではありますが、あくまで借入金は借りたお金なので返さなければなりません。

にもかかわらず、資金繰りが厳しいからと言って借りるばかりで返済しないと借金はどんどん雪だるま式に増えていきます。

借金というは借りた額に利息をつけて払わなければならないので、本来ならば必要最低限度に抑えて慎重に借りなければならないのですが、経営者の金銭感覚がいい加減だと借金は膨らむ一方です。

そして借金が返せなくなったとき、不渡りによる倒産を引き起こすのです。

無茶な投資を行って財務体質を悪化させる

無茶な投資を行うというのも倒産する企業にありがちです。

企業は株式発行や借入で調達した資金を設備や商品開発のために投資します。投資が適切であれば売上と利益の向上をもたらし、それがまた新たな投資資金になるという好循環によって企業は業績を上げ成長していきます。

しかし、あまりにも無茶な投資を行ってしまうと、投資が頓挫してまるまる損するということになりかねません。

かつてシャープという大企業も無茶な投資を行って大失敗しました。シャープは液晶テレビによる売上増大のために亀山工場に数千億円単位で投資しましたが、需要に合わず負債を生む魔の工場となりました。

結局、負債を大量生産したこの工場が致命傷になり、無茶苦茶な経営も相まってシャープは倒産の危機を迎えることになりました。その後、幸いなことに倒産は免れましたが、鴻海の子会社になってしまいました。

違法行為に手を出す

順法精神に欠ける企業もよく倒産しています。

そもそも企業が操業できるのは法律があってこそなのですが、その法律を無視しようというのですから倒産するのも当たり前です。

よくある違法行為と言えば粉飾決算です。節税のために利益を過少申告したり、株価を上げたり信用度を上げてお金を借りやすくするために業績を良く見せたりします。

しかし決算書というのは税務署によって厳しくチェックされるものです。税務官は決算書を見るプロですので、不自然な数字にはすぐに気付かれてしまいます。

もちろん粉飾決算は犯罪ですので、バレた時点で罰金と追徴課税が待っています。そして違法行為に手を染めたというのことで信用を失い、お金を借りるのが難しくなります。そうなれば一気に資金繰りが難しくなり、倒産が目の前に迫ってくるのです。

人件費を削って士気を下げまくる

ダメな経営者は経費を下げることに躍起になるあまり、従業員の士気を下げてまで人件費の削減に勤しみます。

売上を上げるのは他でもない従業員なのですから、従業員の士気を下げるほどの経費削減はむしろ逆効果なのですが、それに気づかずただただ経費削減による利益向上を目指して最後には従業員の離反を生み、組織は内部から崩壊します。

多角化を推し進めすぎて方向性を見失う

経営の多角化は多くの場合、「多悪化」に終わってしまいます。

よほどの大企業でもない限り、あれもこれもと経営先を増やしても方向性がぶれるだけでいいことはありません。

それどころか経営先を広げるあまりどれもこれも中途半端になってしまい、方向性を見失った企業は自滅していきます。

例えば、カネボウは主力の化粧品事業を経営していましたが、ペンタゴン経営と表して化粧品事業のほか、繊維、食品、薬品、不動産の計5事業に手を出しますが、結局化粧品事業以外は赤字を垂れ流すだけでした。

結局化粧品事業以外の4つが足を引っ張り続けて赤字を連発し続け、最終的には虎の子の化粧品事業をも売り払う羽目になりました。

会社が倒産しないため大切な事

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では、会社が倒産しないためにはどうすればよいのでしょうか。

月並みですが、法律を遵守して堅実な経営を心掛けることが一番です。

多額の借金をせず、あまりにも無茶な投資をしない堅実な経営をしていれば赤字にはなりませんし、もし赤字になったとしても比較的軽度で済みます。

そして法律を順守していれば信用度が高くなり、資金繰りが厳しくなったとしても銀行からお金を借りて急場を乗り切ることができるからです。

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