この世にはたくさんの種類の液体がありますが、その中でも特に値段が高いものを調べてまとめました。
第5位、インスリン
インスリンとは人間の体内(すい臓)で作られ、血糖値を低下させるために必要な成分です。
糖尿病になると十分なインスリンを体内で作れなくなるので血糖値をコントロールするためにインスリンの摂取が必要となります。
気になるお値段は1Lあたり約22万円です。
第4位、カブトガニの血液
カブトガニの青い血液は非常に貴重な液体なので高い値段がついています。
カブトガニの青い血液は高い抗菌作用を持ち、細菌感染に効果を発揮します。そのため細菌汚染試験に利用されており、医療の現場で無数の命を救っているのです。
カブトガニの血液に似た物質は未だに人工的に作ることができていないため、絶滅危惧種のカブトガニを捕まえて30%の血液を採取してから放流しています。
お値段は1Lあたり約180万円です。
第3位、幻覚剤
第3位は幻覚剤LSD25です。
幻覚剤は、脳神経系に作用して幻覚を摂取者にもたらす薬物のことで、日本でも取り締まりが強化され現在では規制されています。少量でも多くの人々に幻覚を見せるほどの魔力を持っており、非常に危険な物質です。
お値段は1Lあたり約370万円です。
第2位、キングコブラの毒
第2位はキングコブラの毒です。
キングコブラの毒は世界で最も強い毒の一つでゾウですら簡単に殺せるほどの毒性を持ちます。そんな危険な液体がなぜこれほどの値段が付いているのかというと、キングコブラの毒にはモルヒネの約20倍ほどの痛み止め作用があるからです。
お値段は1Lあたり約450万円です。
第1位、サソリの毒
堂々の第1位に輝いたのはサソリの毒です。気になるお値段は1Lあたり約11億円という破格のお値段です。
人間は血清を作るためにこの毒を利用します。そのため、サソリの毒には高い需要があるのです。
なぜここまで高い値段になってしまうのかというと、サソリの毒は一匹からとれる量が非常に少ないからです。
毒を取るときにはサソリに電気刺激を与え毒を抽出するのですが、1回あたり0.5mg以下しか取ることができません。そのため一定量を確保するためには約25万匹以上のサソリの毒を摘出する必要があるのです。