渋滞ってなぜ起こるの?・・・渋滞が起きる原因とメカニズム

高速道路でも一般道でもイライラさせられるのは渋滞です。

場所によっては毎日のように渋滞が起きている場所があって「なぜこんなにも頻繁に渋滞が発生するのだろう」と疑問に思うこともあるでしょう。今回は渋滞が発生する原因と、渋滞を防ぐ方法について調べました。

渋滞が起きる場所

よく「渋滞を作っている張本人はトロトロ走ってる奴だ」と言って法定速度で走る車を煽ったり、追い越し車線を免許取り消しになるような速度で走っている人がいます。しかし、調べてみて分かったのですが、実は渋滞の原因はゆっくり走っている車ではないのです。

では、渋滞が起きたとき、渋滞の先頭では何が起きているのでしょうか。誰が渋滞を引き起こしているのでしょうか。

渋滞が起きやすいのは以下の3つです。

サグ部

サグ部とは下り坂から上り坂に転じる道路の、いわゆる谷の部分です。

実は高速道路の渋滞の6割はただの坂道が原因なのです。というのも、坂を下っているときは知らず知らずのうちに重力の影響によって加速していきますが、坂を上っているときは気づかないうちに減速してしまっているからです。

前方車は上り坂で減速しているにもかかわらず、後続車は下り坂でどんどん加速していくので、谷の部分では車間距離が異常に詰まりやすくなります

そして衝突の危険があるほど接近すると後続車はブレーキを踏みます。そのブレーキを見た後続車がさらに強くブレーキを踏み、さらにその後続車が急ブレーキを踏み・・・という連鎖が続き、最終的にはどこかの車が停止せざるを得ないほどの減速を強いられるようになります。

そしてその停止した一台を先頭にして渋滞が始まるのです。これがサグ部での渋滞となります。

高速道路でひどい渋滞に巻き込まれて「何か事故でもあったのだろうか」と思って渋滞発生部に行ってみたら事故の形跡が全くなかったとか、渋滞に巻き込まれたけどある地点から急に流れが良くなったという経験をした方はいませんか?

あれは大抵サグ部での渋滞が原因です。起伏のある道を通り過ぎたので渋滞から抜け出せたわけです。

起伏のある道は重力の影響によって加減速が起きやすいので、渋滞が起きやすいというのは既に分かっています。そのため、そういった場所にはきちんと標識が設置されています。

こういった標識はきちんと考えられて然るべきところに設置されています。

上り坂では気づかないうちに減速してしまいがちなので、しっかりとアクセルを踏み込むことによって重力による減速分を相殺して一定速度で走るように気を付けましょう。

交通事故等で車線規制が行われている場所

これは想像しやすいのではないでしょうか。交通事故や地面の凍結、工事中など何らかの理由で通行できないので車線を規制されている場合です。

3車線が1車線になっていたり、場合によっては通行止めになるケースもあり、当然通れなくなった分、交通が混雑するようになり、流れが悪くなるので渋滞の原因となります。

合流部

合流部も渋滞が発生しやすい場所です。合流部は違う車線から速度の違う車が入ってきたり車線変更をする車が多いので、その分速度を落としたりしなければならない場合も多く、合流部が混雑するとその後ろでは渋滞が起きます。

事故が起きやすい場所でもあり、もし事故が起これば当然車線が規制され、渋滞の原因となります。

渋滞を引き起こしている犯人

渋滞が起きやすい「場所」は説明しました。次に、渋滞を引き起こす「人」を説明します。

車線変更を繰り返す人

少しでも前に進もうとして右に左に車線変更を繰り返す人です。

こういう人は事故を起こして致命的な渋滞を引き起こす原因となるばかりでなく、車線変更を繰り返すたびに左右の車に危険を感じさせて不要なブレーキを踏ませるので、それ以降の後続車にもブレーキを踏ませる結果となり、全体的な交通の流れを悪くします。

一定速度で走らない人

渋滞の原因になる人というのはアクセルやブレーキをせわしなく踏んで加速や減速を繰り返す人です。

一定の速度で走らないので後続車が知らず知らずのうちに接近しすぎてブレーキを踏むことになり、そのブレーキを見た後続車がさらにブレーキを踏んで・・・というブレーキの連鎖を作るので流れが悪くなります。

ちなみに「ゆっくり走っている人が渋滞を作っている」と考えている人も多いですが、一定速度で走り続ける限り渋滞の原因にはなりません。速度の大小は渋滞とは無関係なのです。

車間距離を詰める人

自覚はないでしょうが、車間距離を詰める人も渋滞の原因です。渋滞の張本人ではないかもしれませんが、渋滞の原因となっているのは間違いありません。

というのも、車間距離が近いと前方車が少し減速しただけでも衝突の危険を感じることになるので前方の車が踏んだ以上のブレーキを踏むことになり、必要以上に減速してしまいます。

そしてそれを見た後続車はさらに強くブレーキを踏まなければならず・・・というブレーキの連鎖が続き、後続車の速度は停止に近づきます。

実際の道路では曲がり道や見通しの悪い道などがあり、減速の必要がある場合がありますし、公道には何があるか分かりませんので、突然減速する可能性が十分考えられます。

道路交通法では、そのようなことを考慮して車間距離を十分に取るよう明記されているのですが、それを守らない人は渋滞や事故の原因となります。

車間距離を十分に保つことによって無駄にブレーキを踏まなくてよくなるので、渋滞の解消に役立つだけでなく燃費も良くなり、事故の危険も減らせて一石三鳥です。

追い越し車線を走り続ける人

追い越し車線を走り続ける人も渋滞の原因です。

追い越し車線とはその名の通り、車両を追い越すための車線なので、追い越しをしないのであれば走ってはいけないと法律で決まっているですが、それを知らずに追い越し車線を走り続けるので、追い越しをかけたい車両が追い越しできず、交通の流れが悪くなります。

追い越し車線を走り続けるのは道路通行帯違反という立派な犯罪行為なので、追い越し終わったら速やかに走行車線に戻らなければなりません。

まとめ

  • 渋滞の原因の大半は「単なる坂道」。上り坂で減速する前方車と下り坂で加速する後続車が谷の部分で異常接近し、衝突を避けるためにブレーキを踏むと渋滞が始まる
  • 車間距離を十分に保持して一定速度で走るのが一番安全かつ渋滞が起きない走り方
  • 道路交通法を遵守して、標識に従うのが一番良い

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