結婚はメリット・デメリットで考えるものではない・・・という嘘

ネット上では「結婚はメリット・デメリットではない」という言論を目にする機会があります。

確かに、結婚はビジネスのようにはっきりとした利害関係に基づくものではありません。

しかし、結婚のメリットやデメリットは数値化しにくいだけであって、「結婚もメリット・デメリットで論じられるものだろう」という意見があったのでまとめました。

人間の行動原理は損得勘定

望むと望まざるとに関わらず、私たち人間の行動原理は全て損得計算によって成り立っています

例えば、お店に行って何か注文するとき、美味しさ・値段・好み・ボリュームなど、その時一番自分の得になるように考えて注文しています。

住居を決めるときだって家賃や日当たり・駅までに近さ・階数・立地など様々な要素を計算して一番自分に利があるような場所を選んで決めているはずです。

なかには寄付をしたり身の危険を省みずに他人を助けたりする人もいますが、これは寄付をした方が税金が安くなったり、他人を助けることに自分の存在意義を感じられるからであって、結局は誰もが自分の得になるように行動しているわけです(もちろんそれが悪いということではありません)。

結婚だって例外じゃありません。結婚相手選びも損得計算によって決められます。私達は相手の収入や容姿・年齢・職業・性格など様々な条件を見て、自分に合ったパートナーを選ぼうとします。

「この人の笑顔に癒されるから」
「高収入だから」
「この人が幸せになってくれると自分も嬉しいから」
「イケメンor美人だから」

理由は人それぞれ違えど、「この人と結婚することは自分の人生にとってプラスになる」と双方が納得するからこそ結婚に至るのであって、「この人と結婚することは自分にとって何のプラスにもマイナスにもならないけど、とりあえず結婚してみようかな」なんてことはあり得ないはずです。

そう考えると、「結婚はメリットデメリットでは語れない」というのが単なる詭弁でしかないということが分かります。

人間の行動原理が損得勘定であることなんて当たり前の話なのに、なぜ結婚のこととなると「結婚はメリット・デメリットで考えるものじゃない!」なんて言い出すのか本当に理解に苦しむ。

そもそも「結婚相手の条件」なんて言葉がある時点で損得勘定やん。それは条件検索でふるいにかけて相手を寝踏みしているってことなんだけど、それでも結婚は損得ではないとか言い張るつもりなのかい?

「人間は損得で物事を考えてるわけじゃない」という人間は今すぐ俺の口座に全財産振り込んでくれ。そうしたら信じるよ。損得なんて考えてないんだからできるだろ?

それはできないって?・・・・つまりそういうことだよ

「結婚はメリット・デメリットじゃない」という嘘

「結婚はメリット・デメリットじゃない」というのは正確ではありません。正しく言葉を補って書き直すならば、

「結婚は(人によっては)メリット(の方が大きかったり)デメリット(の方が大きかったりして個人差によるところが多いので、そう簡単に論じられるようなもの)じゃない」

というものになるでしょう。

結婚によるメリットは「その人と一緒にいると癒される」「幸福感や情緒を感じられる」といった数値化しにくい要素が多いので、単純にメリット・デメリットで語れないというだけであって、「結婚はメリット・デメリットじゃない」というのは暴論でしかありません。

結婚には確かにメリットもデメリットあるのですから。

「結婚はメリットデメリットで語れるようなものじゃない!」
「結婚は利害関係抜きで愛し合いたいと思う人のためにあるものだ!」

なるほど、素晴らしいな。
結婚してから10年後にもう一度同じセリフを言ってくれよ。そうしたら信じるからさ。

結婚したは良いがその後は小遣いがいくらだの、エステ代がいくらだので揉める夫婦は数知れず。お前ら「結婚は損得じゃない」とか言ってなかったっけ?言ってることとやってることが全然違うやんけ。

結婚して本当に良かった~。愛する人と寝食を共にする以上の”メリット”ってこの世にある?

結婚が損得で語れるようなものじゃないのならば、一体なぜ多くの夫婦が生活費や小遣いの額で喧嘩したり、離婚後に養育費を踏み倒したり慰謝料の額について長年泥沼の裁判劇を繰り広げているのか説明してくれ。

結婚式の時点から「ご祝儀が少ない」って、結局損得で物事考えてるやん。お前らほど結婚をメリットデメリットで考えてる奴なんて見たことないぞ。

結婚や離婚がらみで裁判所に駆け込む夫婦とかいるけど、裁判所ってのは利害関係の対立や主義主張の対立に白黒つける場所だぞ?。結婚が損得じゃないのならそんなところに駆け込む必要なんてないだろ。

裁判所に駆け込む男女が居る時点で「結婚は損得じゃない」というのが嘘と分かる

結婚は単なる制度の一つ

そもそも結婚というのは単なる法的制度の一つに過ぎないのであって、結婚自体には良いも悪いもありません。ただ個人個人によって良く思えたり悪く思えたりしているだけです。

結婚することがプラスになる人もいればマイナスに働く人もいるというだけなので、結婚を全否定したり全肯定するというのはどちらもナンセンスな話です。

ただ各々が結婚のメリットとデメリットを判断し、結婚したい人は黙って結婚すればいいし、結婚したくない人は黙って独身を貫けばそれでいいのであって、「結婚はメリット・デメリットじゃない」というのは他人の意見や価値観を無に帰す滅茶苦茶な暴論です。

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