お風呂に入った後、髪を乾かすためにドライヤーを使うのが一般的ですが、中には自然乾燥派の方もいらっしゃるようです。
しかし、ドライヤーをせずに自然乾燥に任せてそのまま寝てしまうのはNGですので、その理由をまとめておきます。
ドライヤーせずに寝るとどうなるのか
自然乾燥のまま寝るとどうなるのか
- 頭皮が生乾きの状態になり、雑菌が繁殖する
- 湿気がこもることにより皮脂と雑菌によって臭くなる
- 頭皮が炎症を起こし猛烈にかゆくなる
- 皮脂や雑菌が貯まりフケが出やすくなる
- 血行不良、皮脂などにより禿げやすくなる
- 髪そのものがダメージを受け、ボサボサになる
美容師も医者も口を揃えて言うのが「自然乾燥はNG。必ずドライヤーですぐに乾かすこと」です。
頭皮は髪に埋もれているので自然乾燥には時間がかかり過ぎます。そのためドライヤーを使わないとすぐには乾かせないのです。
雑菌は湿気を好みますので、お風呂から出た後の頭皮は絶好の繁殖場所です。しかも頭皮には雑菌のエサである皮脂がありますので、湿気と相まって爆発的に繁殖することが可能です。
雑菌が増えるとそれだけ臭くなりますし、増えすぎると炎症を起こして痒くなったりフケが出るなどの症状が現れます。
たまに「猛烈に頭がかゆくてフケが大量に出る」という方がいますが、それは十中八九髪をドライヤーで乾かしていないのが原因です。そういう方は心当たりがあるのではないでしょうか。
確かにドライヤーを使っていちいち髪を乾かすのは面倒ですし、そのまま自然乾燥に任せて寝たくなる気持ちは分かりますが、お風呂の後は必ずドライヤーを使ってすぐに髪を乾かしましょう。
正しいドライヤーのかけ方
ドライヤーはただテキトーに風を出して髪を乾かすための道具ではありません。正しく利用する事が大切です。
正しい髪の乾かし方
- まずタオルでしっかりと水分を取る
- 最初は温風で前髪と髪の根本から乾かしていく
- 乾かす順番は、前髪の根本→全体的な髪の根本→毛先
- しっかりと乾かし終わったら冷風にして仕上げ。毛穴を引き締める
ドライヤーを使う一番の目的は「髪の根本を乾かすこと」です。
前項でも述べた通り、頭皮には湿気がこもりやすいのでドライヤーを使ってしっかりと水分を飛ばすのが重要です。
全体的に乾かし終わったら最後に冷風を使って仕上げます。冷風を髪に当てることによって毛穴が引き締まり、髪のツヤ感がアップします。
なお、冷風を当ててまだ冷たくなる場所があったら、そこはまだ乾いていない(水分が蒸発することによって熱が奪われている証拠)ですので、温風を使ってしっかり乾かしましょう。