病気になってもなかなか病院に行きたがらない人がいます。医療費がかかるとか自然治癒で治す方が良いとか言いますが、病気になったら素直に病院へ行かないと大変なことになります。
西洋医学は人類の英知の結晶
この世界には漢方や東洋医学など様々な医学があります。民間療法的なものも含めれば数えきれないほどの治療法があります。
その中で最も信頼が高いのが「西洋医学」です。
西洋医学はヨーロッパに起源を持ち、現代では欧米において発展した医学一般のことを指します。世界中の優秀な研究者や医者が研究結果を集結させることによって飛躍的に発展してきました。
昔は薬草をすり潰して飲むか祈祷を捧げるくらいしか治療法を持たなかった人類も、彼らの努力によって今ではウイルスを解析したり、内臓から腫瘍を取り出したり、放射線によってがん細胞を破壊したりするなど高度な医療ができるようになりました。
医者というのは非常に優秀な一部の人間しかなれない職業です。その医者の中でも選りすぐりの優秀な人間が研究に研究を重ねて出来上がったのが今の現代医学です。
もちろん現代医学にも治せない病気はありますし、未だに原因すら分からない病気も存在します。しかし、病気を治すにあたって最も頼りになるのが現代医学であることに変わりはありません。
それに医者というのは医学部医学科という大学受験の最難関に合格するだけでなく、6年間勉強漬けという過酷な大学生活、そして研修医という長い過程を経てやっとなれる職業です。
ただでさえ優秀な彼らが何年も何年も医学を勉強してきたのですから、何をどう考えても私達一般人よりも彼らの方が医学・病気の治し方について熟知しています。であれば、素直に病院へ行った方が彼らの医学知識を簡単に借りられるのでお得です。
したがって、病気になったら下手に自分で治そうなどと考えず、素直に病院へ行くのが正解なのです。
エセ医学を信じても良いことはない
根拠のない医学のことを俗にエセ医学といいます。
「医者が信じられないから」
「この方法ならガンが完治すると言われたから」
と、安易に現代医学を否定する向きもありますが、これは非常に危険なことです。何の根拠もない治療は無意味であるばかりか症状を悪化させかねないので、素直に病院に行くべきなのです。
昔、iPhoneを作ったアップル創業者であるスティーブジョブスはすい臓がんに侵されました。その時に素直に西洋医学に頼っていれば今も彼は生きていられたでしょうが、彼は西洋医学を一切拒否し、菜食主義やハーブ療法、光療法などの自然療法や伝承療法に頼りました。
その結果、ガンは全身に転移してしまい、取り返しのつかない状況になりました。その時になってから手術や分子標的治療を始めますが時すでに遅し。
闘病の末、ついに彼は病気に勝つことができませんでした。ジョブス本人も「最初から現代医学に頼っていれば」と悔いているのが印象的でした。
実際、ジョブスを侵していたグルカゴン産生腫瘍は進行もゆっくりで、早い段階で手術をしていれば完全に治癒した可能性があったからです。
手遅れになる前に病院へ行くことが大切です。
素直に病院へ
現代医学以上に信頼された治療手段なんてない。民間療法は正直無駄以外の何物でもない。
何年も悩んできた症状を思い切って医者に診てもらったら3日で治った。今までの時間は一体何だったんだ。もっと早く病院に言っていたら何年も苦しまずに済んだのに。
医学部医学科に合格するようなエリートが何年も何年も勉強を重ねてやっとなれるのが医者という職業。病気や医学のことを多少聞きかじった程度の一般人なんて比じゃないくらい彼らは病気のことに詳しいんだから、素直に医者の言う事を聞くべき。
餅は餅屋、病気は医者へ
病院で処方される薬って効き目が良いし保険も効くから病院へ行く方が普通に得。