ちゃんと手を抜いていますか?戦略的な手抜きは必要である理由

一般的には悪とされている「手抜き」ですが、生きていく上では戦略的に手抜くことが重要となってきます。

そこで今回は手抜きが重要である理由と効果的な手抜きについて説明します。

手抜きが重要である理由

時間も労力も有限だから

当たり前の大前提ですが、私たちの人生は有限であり、時間的な制限があります

「あれも大事だしこれも大事だから」などと言って何もかもを一切妥協せずにやるというのは、一見聞こえはいいですが、実際は何もかもが中途半端になってしまいがちです。

もちろん時間的な制約がある以上、その物事に投入できる労力にも限りがあります。

あれもこれもとやっているうちに疲弊しきってしまい、結局一番大事なものに時間と労力を割けないというのは本末転倒です。

したがって、時間も労力も限りある資源なのだということをはっきりと自覚して、「大事ではあるけれどもっと他に大事なものがあるな」というふうに、何を大事にするかに対して優先順位をつけるべきです。

物事には重要な部分とそうでない部分があるから

何にしてもそうですが、物事には大事な部分とそうでない部分があります。

例えば学校で受けるテストだと、配点が高い問題もあれば低い問題もあります。

もちろんどれもこれも完答できるのが一番良いことなのですが、テストには時間制限があるわけで、人によっては全てに解答する余裕がない場合があります。

そんなとき配点が数点しかない問題に何十分も時間をかけるのは費用対効果の点から考えて好ましくありません。

時間は有限なのですから、配点が高い問題、つまりテストの点数において重要度の高い問題を優先して解答する方が点数が高くなる可能性が高いわけです。

仕事にしても家事にしても、手間がかかる割に大した効果の無い物や、少しの時間や労力でかなりの効果を期待できるものなどがあります。

そういったものを重要度で順位付けして、効果や重要度の高いものから手を付ける、そして重要度や効果の低いものは後回しにするという選択が必要となってきます。

効果的な手抜き

全体像を俯瞰し、大して重要でないことを見抜く

効果的な手抜きを実現するためにはまず全体像を把握しなければなりません。

目の前にある課題だけ見てもそれが重要であるかどうかは分からないからです。

「一見大したことのないようなことでも、実は重要なことだった」なんてことにならないように、まずは一度全体像を眺めてみましょう。

テストでいうならば、一度全問に目を通して配点が低い問題や、自分の苦手な分野だったり、時間をかけても大して得点できなさそうな問題を見つけるという作業です。

そうして、あまりやる価値のないようなものをリストアップ出来たら、それらを後回しもしくは早々に放棄してしまうというのが合理的な判断です。

誰も気にしていない部分は積極的に手抜く

物事を隅々まで見ている人というのは実はあまり多くいません。

例えば、書類の隅っこに小さな字で書かれている内容というは、よっぽど神経質な人でもない限り目を通してはいません。

多くの場合、そういったものは流し読みしてしまうというのが人間というものです(もちろんそうでない人もいますが)。

誰も気にしていないのですから、そういったところでフォントや内容にこだわってみたところで時間が無駄になる可能性の方が高いものです。

フォントに力を入れたいのなら、それよりももっと人の目が触れるところ、例えばタイトルや表紙の部分に力を入れた方が報われる可能性が高くなります。

ダメな手抜き

単にめんどくさいからという理由での手抜き

手抜きは大事ではありますが、単にめんどくさいからという理由での手抜きは上手くいかないことの方が多いようです。

私たちが生きていく上で直面するめんどくさいことの多くは、「多少手間がかかるけど必要な手続き」だからです。

学校の勉強や役所に提出する書類作成など、手間はかかりますが、それをやっておかない場合、後でもっとめんどくさいことになるようなものばかりです。

そういったものを手抜くのは自分の首を絞める結果にしかならないので、「めんどくさい=手抜く」という思考は止めた方が無難です。

必要な手順を前後したり逸脱する手抜き

物事には手順や順番というものがあります。

それらはそうする必要があるから手順として定められているわけで、手順を前後したり省いたりするのはNGです。

例えば、車を発進させるときにパーキングブレーキやサイドブレーキを解除してからアクセルを踏むのが正常なのであるところ、アクセルを踏んでからブレーキ類を解除するのではブレーキ類が消耗するからNGなのと同じです。

手順が定められているからにはそうするべき理由がありますので、単に手順に従うのが面倒だからという理由での手抜きは止めておきましょう。

後々問題になりそうな可能性を残す手抜き

その場では手抜いて良くても、後々になって問題になるということはよくあります。

例えば、工事の時に必要な骨組みの量を多少減らしたとしても、すぐに倒壊するということはないかもしれません。

しかしいずれ地震や台風がやってきて、骨組みの量を減らした分、強度が足らずに倒壊してしまうということは十分に考えられます。

いざそうなった時、必要な骨組みの量を減らしていたことがばれてしまうと周囲の人間からの強い非難、場合によっては罰金や刑事罰などのダメージを受けることになるかもしれません。

それらは手抜いたことによって浮いた利益を余裕で吹き飛ばしてしまうほどのダメージになるでしょう。

こういった「後々問題になりそうな手抜き」や「手抜いたときに浮く利益と手抜かなかければ回避できるダメージ量」などを十分考慮しておくことが大切です。

手抜きを推奨する人たちの声

何でもかんでも馬鹿正直にやる必要はない。重要なとこだけ抑えておけば文句も言われないんだから。

真面目にやっても、不真面目な奴のケツ拭き役を押し付けられるだけで損。
だったら最初からほどほどに手を抜いておく方が利口だね。

あれも大事これも大事とか言っている人って、結局何も大事にできてないよな。最終的に全部中途半端になっている印象があるわ。

必死で働いても社内で怠けてるサボリーマンや年寄り連中を肥え太らせるだけなんだから多少サボる方が健全。

働いたら負け」を心に刻んでおけ。

そんな必死こいてやるほどのことなんてこの世にないぞ。もっと力抜いていけ。そんな調子じゃ過労死するのがオチだぜ。

シェアする

フォローする